2024年3月、北陸新幹線が福井県敦賀市まで延伸します。新幹線開業は、私ども宿泊業界にとりまして千載一遇の機会であり、多くのお客様が福井においでになるだろうと言われている中、福井県では「新幹線開業アイデアコンテスト」を開催しました。このチャンスを活かすため、私ども福井のホテルや旅館事業者みんなが参加でき、毎日、継続して貢献できることは何かを考えた場合、食に行き当たりました。その食の中でも福井のおそうざいは、宿泊施設で毎日のように朝食等に出しているものです。
この福井のおそうざいを京都の「おばんざい」のように、幸福度ナンバーワンに因み「お幸ざい」とネーミングし周知することが、今回の私どもの提案です。ネーミングを特定することにより、イメージがより明確になり、そのイメージは食べてみたいという欲求につながります。この、すでにある福井の宝をクローズアップし、やがて福井と言えば「お幸ざい」と言われるようにすることで、住む人だけでなく、「来る人」にもHAPPINESSをお届けすることが私どもの目指す「お幸ざい」ブランディングです。福井市旅館業協同組合として応募したこの事業は、おかげさまで最優秀賞をいただきました。
福井市旅館業協同組合 理事長 清水嗣能
「たくあんの煮たの」や「すこ」など、福井の素材を使い、福井の伝統的調理法で作ったお惣菜のことを指します。福井の家庭で作られ、お袋の味として親しまれて来ました。幸福度全国一位や長寿、小中学生の体力学力トップクラスの要因とも言われています。
お幸ざいは、主に福井市内旅館組合加盟のホテル旅館でお召し上がりいただけます。【商標登録済】